インドネシア進出の落し穴 13-3.コスト管理

一般社団法人日本インドネシアビジネス協会

2020年09月16日 07:28

インドネシアは汚職天国というあまり嬉しくない評判を立てられています。


政府高官による汚職事件はニュースで毎日のように報道され、独立機関としての汚職撲滅委員会が汚職官吏の摘発に多忙を極めています。


これらのニュースを観ていると、赤信号皆で渡れば怖くないという、まるで汚職をしないと損であるかのような印象すら持ってしまいます。


公金に対するこの感覚は会社のお金に対しても似たようなところがあるようです。


会社は無尽蔵にお金が出て来るところで、使わないと損みたいに感じている社員が多いと思って間違いないでしょう。


仮に不必要なお金や費用を使っても、自分自身が損をする訳ではないと考えているのでしょう。


日本人は会社のお金であっても出来るだけ節約しようと工夫し、勿体ないと言う感覚で会社の物であっても大事に使おうとする文化で育って来ています。


しかし、この常識も日本でしか通用しないものかもしれません。


前記の納期管理と同様、具体的な対策としては、コスト面での貢献に対して目に見える形で評価することだろうと思います。

関連記事