どこへ行くインドネシア版新幹線
これまで何回かインドネシア版新幹線の問題についてコメントして来ましたが、前回も提示したジャカルタ-スラバヤ間の新幹線(インドネシア政府は高速鉄道と称する)の路線計画を見て改めて疑問が生じて来ました。
中国に横取りされたジャカルタ-バンドン間の路線は当初開業予定の2019年はとっくに過ぎてしまいしまたが、中止されることはなく進んでいるようです。
しかし、その工事に一枚噛んでいる知り合いの華僑事業家によると、計画変更と遅延に振り回されているようです。
改めて問題だと感じたことは、インドネシア政府がバンドンからスラバヤへの延長区間を日本にお願いしたいと言い始めたことです。
しかしよく考えてみて下さい。
新幹線の運用は線路や車体のハード面の技術よりも、安全に正確に走らせるための運行システムだと言われています。
もしもジャカルタ-バンドンが中国のシステムで、バンドンからスラバヤまでが日本のシステムになったら、その違いはJR東日本とJR東海の違いの比ではないでしょう。
それとも、そもそも中国の新幹線は日本のパクリだから違いは無いのでしょうか。
バンドンからスラバヤへの延長区間について日本に秋波を送った直後に、やはり中国に媚びを見せたインドネシア政府の態度を見ると、もしかしたらこの問題に気が付いたのかもしれません。
2013年に突然発注先を変えてケチが付いたインドネシア版新幹線は果たして何処へ向かうのでしょうか?
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