インドネシアが向かう国の形

2021年06月25日 | 最新情報

6月17日付のブログ『インドネシアの今後を予測する』では、アセアン主要国(インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー)の50種類の経済産業推移データ、インドネシアの16産業分野におけるSWOTクロス分析、ならびに政治情勢を基に、インドネシアの今後を90枚のスライドで予測してみました。


勢力争いが激しくなり不安定な世界情勢の下で、豊かな資源を自国のために活用するには、西欧式の多数決に基づく民主主義ではその機会を他国に奪われてしまうことに国民が気付き、インドネシア建国五原則であるパンチャシラの4番目『合議制と代議制における英知に導かれた民主主義』の後半部分、『英知に導かれた民主主義』すなわち多少は専制的な強権政治であっても、大多数の国民にとっての生活と安全を保障してくれる社会を目指すと思われます。


パンチャシラ

1.唯一神への信仰
2.公正で文化的な人道主義
3.インドネシアの統一
4.合議制と代議制における英知に導かれた民主主義
5.全インドネシア国民に対する社会的公正


その兆候と思われるのが、最近のジョコウィ大統領三選の話題です。


憲法では一期5年で二期までとなっていますが、支持派の中からは憲法を改正して、2024年の大統領選挙で三期目に挑戦すべきとの声が上がって来ています。



彼らは『英知に導かれた民主主義』の先駆者としてジョコウィ大統領を考えているのかもしれません。

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