パンチャシラの日
2021年06月01日
|
インドネシアビジネスレポート

今年から毎年6月1日はパンチャシラの日として祝日に指定されました。
パンチャシラとは五つのと言う意味のPancaと柱と言う意味のSilaが組み合わされたPancasilaで、建国五原則としてインドネシア共和国の1945年憲法の上に置かれているものです。
建国原則とは簡単に表現すると以下の通りです。
1.唯一神への信仰(星)
2.公正で文化的な人道主義(鎖)
3.インドネシアの統一(樹)
4.合議制と代議制における英知に導かれた民主主義(牛)
5.全インドネシア国民に対する社会的公正(穂)
これらは国の象徴であるガルーダ(神鷲)の胸に紋章として付けられており、Garuda Pancasilaとも呼ばれています。
また、ガルーダが両足で持っているバナーは多様性の中の統一(Bhinneka Tunggal Ika)を掲げており、多民族、多言語、多宗教からなるインドネシア共和国における統一の重要性を主張しています。
因みに"Pancasila"と"Bhinneka Tunggal Ika"はサンスクリット語です。
最近はこれらと一緒に『統一国家インドネシア共和国』NKRI(Negara Kesatuan Republik Indonesia)と言うというスローガンも頻繁に使われています。
今日は国中でGaruda Pancasilaの歌が流れていることでしょう。