インドネシアで事業を展開する際に必須の三種の神記

これまでに個別には何回か紹介して来ましたが、インドネシアで事業を展開する際には必ずと言って良いくらいに必要とされる、以下の三つの分類コードがあります。


①KBLI

これはKlasifikasi Baku Lapangan Usaha Indonesiaの略語で、日本語に訳すとインドネシア事業分野基本分類となります。

インドネシアで事業許可を申請する際には必ず該当する分類番号を求められます。

発行元はインドネシア中央統計庁(BPS:Badan Pusat Statistik)で、以下の17分野を階層化して分類番号を付与しています。

最新のものは2020年版で、下記のサイトからPDFファイルをダウンロード出来ます。
https://www.bps.go.id/website/fileMenu/KBLI-2020.pdf

01.農林水産
02.鉱物採掘
03.製造
04.電気・ガス
05.上水・ゴミ処理再生
07.建設
08.大規模小売・自動車修理
09.輸送・倉庫
10.宿泊・飲食
11.通信・情報
12.金融・保険
13.不動産
14.企業サービス
15.行政・国防・社会保障
16.教育サービス
17.健康・社会活動
18.その他サービス


②SNI

これはStandardisasi Nasional Indonesiaの略語で、日本語に訳すとインドネシア国家基準となります。

インドネシアで輸入、製造、販売する製品で、利用者の安全・衛生・健康に関わる品目は基本的に承認を取得して登録することが必要となります。

発行元は国家基準庁(BSN:Badan Standardisasi Nasinal)で、日々登録品目は追加されていますが、該当する品目は下記のサイトで検索出来ます。
http://sispk.bsn.go.id/SNI/DaftarList


③HS Code

これはHamonized Systemの略語で、海外貿易の際にその品目を特定して関税などを確認するために、世界共通の識別コードとして使われています。

但し、最初の6桁は世界共通ですが、その後の3桁以上は国別に詳細が決められています。

インドネシア版のコードは下記のサイトで検索出来ます。
https://www.beacukai.go.id/btki.html

日本語の品目でコードを確認するには以下のサイトが便利です。
https://www.customs.go.jp/yusyutu/index.htm


仕事柄頻繁にこれらの番号を検索するのですが、KBLIは少し目的が異なりますが、せめてSNIとHS Codeは共通にして欲しかったといつも不満を感じています。

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