雇用創出法と言う名のアドバルーン

昔からインドネシア政府は新たな法律を公布する際に、細則を出さずに方針レベルの基本法をまず公表し、世の中の反応を見てから細則を出す傾向にあります。


これは俗にアドバルーンと呼ばれて来ました。


あまりに評判が悪い場合は、法律そのものを骨抜きにするような細則を出すこともありました。


今回のオムニバス法案の一環として出された雇用創出法は細則が出ていないところから見て、アドバルーンの一つかなとも推測されます。


これに反対するデモや暴動は、一旦は止んでいる様子ですが、労働組合だけでなく政界からも反対や非難の声が大きく、ジョコウィ政権はアドバルーンを変えるべきか、あるいは降ろすべきかどうか迷っているのかもしれません。


いずれにしても今回のアドバルーンの上げ方はしくじった感じが拭えません。

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